CASE STUDY導入事例

株式会社ナカモト様

精密部品加工業界の新たなステップ―作業効率とコスト削減を実現
複合旋盤オークマMALTUS U3000用のCAMとしてFusionを導入

check_circle 導入事例の概要

株式会社ナカモトは、精密部品加工業務の効率化とコスト削減を目的にFusionを導入。導入前は、個々のオペレーターの経験に依存したプログラム作成が課題であったが、Fusionにより加工方法が均一化され、情報共有が容易になった。これにより、受注可能な仕事の幅が広がり、効率的な業務運営が実現している。現在はリーダーを中心に操作習熟が進行中で、さらなる業務改善が期待されている。

1導入前の課題

Fusionを導入する前は機械オペレーターがそれぞれの経験に基づきNCプログラムを作成していた。そのため、情報の共有が不十分で担当者が不在時に製品を再現するのが難しい状況が発生していた。　
また、リピート注文があってもゼロから作成し直す必要があり、時間と労力が無駄も多くあった。
当時から2次元のCAD/CAMソフトを所持していたが、図面を見ても製品の形状や穴位置などをイメージできない若い従業員も増えたため、経験を積むことを待つよりも、３次元CAD/CAMを覚えてもらう方が効率的で展開がしやすいと考えていた。

2導入に至った経緯

CAD/CAMを定着させることで加工方法を均一化することと、過去に作った製品の情報を記録し作業の平準化をできるだけ簡単に行おうと考えたとき、実現するためにはCAD/CAMソフトは複数台必要という考えにたどりついた。　しかし、500万円以上するCAD/CAMソフトではたとえ1台でも採算を取るのが困難であり、複数台導入は現実的ではないと考えていた。
Fusionについては以前から知っていて、価格的魅力は感じていたが下記の不安があった
・やりたいことはできるのか
・MALTUSを動かせるプログラムが作れるのか
そこでメーカーに相談したところ、Fusionのポストやサポートの実績を多数持っているということで、フアクトを紹介された。
デモと要望事項の確認とポストが作成可能という確認をすることできたので導入に踏み切った。

3導入の成果とコスト

現在はまだ、リーダーである灰原氏が覚えながら使っている状態で製造全体に広げていく途上であるが受けられる仕事の幅が順調に拡がっている。
導入の成果としては
・加工順序、プログラムを他者が見ても容易に把握できるようになった
・今までは外注に出していた仕事にもチャレンジするようになった
ことがあげられる。
また、コストの面では検討中に見た他のCAD/CAMソフトと比較すると導入費用は400万円以上安く、2台目3台目と追加の際にもFusionの価格なら気軽にできそうとのことだった。

4導入を検討されている企業様へ

今回のインタビューで、久常社長にお客様へのアドバイスをお願いしたところ、
「アドバイスをするなどおこがましい」とのお言葉をいただきました。
その代わりに、ナカモト様がFusionを選んだ理由についてお話しいただきました。
・コストパフォーマンス
　→複合旋盤用CAD/CAMソフトとして、他のソフトと比較して400万円以上も安く導入できる点
・場所を選ばない使用
　→会社や出先など、場所を問わずどこでも使用可能な点
・柔軟なスペック対応
　→推奨スペックがあるものの、それを満たさないパソコンでも使用できる点
・CADとCAMの統合
　→CADとCAMが統合されており、形状変更の手間が最小限で済む点
これらの理由から、弊社でもFusionの導入を決定しました。

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